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高まる自然災害のリスク、それでも家は売却できるのか?

最近、自然災害による被害のニュースをよく耳にします。「自分の家は大丈夫」と思っていても自然災害はいつ起こるのかわかりません。そこでここでは、自然災害のリスクがある家は売れるのか、災害に備えるためにはどうすれば良いのかについてご説明します。

 

急増する自然災害

  • 2017年7月九州北部豪雨
    (福岡県や大分県を中心に記録的な大雨が発生)
  • 2018年7月西日本豪雨
    (梅雨前線や台風の影響により西日本を中心に記録的な大雨が発生)
  • 2019年8月九州北部豪雨
    (前線と湿った空気の影響により九州北部を中心に集中豪雨が発生)
  • 2019年9月台風15号
    (観測史上最強クラスの台風が関東地方に上陸、首都圏で記録的な暴風や大雨が発生)
  • 2019年9月台風19号
    (強い勢力の台風が伊豆半島に上陸し、関東地方を通過。大雨の影響で広範囲で河川の氾濫が発生)

今まで経験したことがない自然災害。「地球温暖化の影響」と考えられています。地球の気温が上昇すると、北極や南極の氷がとけて海水面が高くなります。すると、大気中の水蒸気が増えて、台風が発達しやすくなったり、熱帯雨林のように雨が降りやすくなったりするのです。このまま放置すると、日本でも大型台風やゲリラ豪雨といった水害が増えると予想されているのです。

 

自然災害のリスクある家でも売却可能

頻発する自然災害により、私たちの防災に対する意識が変わってきました。津波、洪水、床上浸水、床下浸水、全壊する家々を目にするうちに「住まいの安全性」や「土地の自然災害のリスク」に関心が高まるようになったのです。とくに最近では家を購入する前に、その土地の自然災害のリスクを調べる方が増えています。

では、実際に自然災害のリスクがある家や土地であっても、不動産売却できるのでしょうか?結果的には、不動産売却は可能です。「自然災害のリスクがある家」や「被災した土地」でも、資産がゼロになるわけではないのです。ただし、被災した売り主は、その土地を調査し被害状況を買い主に説明する義務があり、売却するまでに時間がかかったり価格が安くなったりすることがあります。

 

西宮市が浸水する?都心部にあるリスク

想定される最大浸水深及び、主な地点の浸水深
水系名 想定される最大浸水深及び、主な地点の浸水深
東川 西宮市六軒町:2.6m/阪急西宮北口駅周辺:0.8m
夙川 西宮市神楽町:4.7m/阪神西宮駅周辺:1.4m
芦屋川 芦屋市南宮町:2.6m/阪急芦屋川駅周辺:3.0m
生田川・西谷川 神戸市中央区筒井町:1.6m/JR三ノ宮駅周辺:0.6m
鯉川 神戸市中央区山本通:3.3m/JR元町駅周辺:0.9m
宇治川 神戸市中央区下山手通:4.6m/JR神戸駅周辺:1.7m
新湊川 神戸市兵庫区平野町:11.4m/JR兵庫駅周辺:2.7m
加古川 [下流圏域] 加古川市八幡町:11.8m/加古川市役所周辺:4.5m
市川 姫路市阿保:10.7m/JR 姫路駅周辺:2.2m

引用:想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域図等の公表(第3回)

兵庫県の発表によると、「1000年1度」というレベルの豪雨が起きた場合、阪急西宮北口駅や阪神西宮駅など西宮市の中心部、三ノ宮駅や元町など神戸市の中心部、姫路駅周辺や加古川市役所周辺でも大規模な浸水が起こると想定されています。つまり、都心部でも自然災害が起こるということです。

 

不動産価格は安全性が優先される時代へ

現在、家や土地などの不動産価格は、郊外より都心部の方が高額です。利便性が良いほど不動産価格が高い傾向にあります。しかし、相次ぐ自然災害のリスクを踏まえ、今後は安全性が優先され、安全性が高いほど不動産価格が高くなるかもしれません。つまり、気候変動とともに不動産価格も変動することが考えられるのです。

今すぐできることは、「ハザードマップ」で、住んでいる地域の自然災害のリスクを調べ、災害に備えることです。また、今後、家や土地を購入する予定の方は、その地域をあらかじめハザードマップで確認することが大切です。

参考サイト:兵庫県 CGハザードマップ

※ハザードマップとは、市区町村が洪水・土砂災害・津波などのリスクを地図上にまとめたものです。

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